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全国学力・学習状況調査=見えない理念 1 静岡県では、昨年度の学力・学習状況調査における国語Aの結果が、全国最下位となり、川勝知事が校長名の発表をするなどして、大きな問題となった。 ただ、この結果には複合的な問題が存在しており、単に教育委員会だけの責任とは言いがたい部分があった。 まず、知事が打ち上げた静岡式35人学級であった。35人学級にするために教諭の人数を増やして対応するべきであったが、法律の壁もあることから、授業改善教諭を各教室に配置した。 その結果、今までTT授業(教師2名体制)などのきめ細かい指導が出来る、少人数学習ができる状況が一変、教師が職員室に誰もいないというのりしろがない状態が続いた。また、各学年に静岡式35人学級体制が進むにつれて、学力・学習状況調査で成績が徐々に下り、昨年度国語Aが最下位となった。 もう一点は、静岡県に昔から続く悪しき伝統である。静岡県の校長会が主催する学力定着度テストである。県内のほぼ全ての学校の全ての学年で実施している。 このテストは副教材なので、保護者の負担もあり校長の天下りでもある、学生協を通して学校へ搬入される。 ただし、あくまでも校長会主催ということで、教育委員会が一切関与しておらず、授業改善等の具体的な状況を掴めないでおり、だれも責任を取らない無責任状態が続いていた。 静岡県の悪しき習慣と行政の小手先の計画により、犠牲になったのは子ども達と現場の先生方であった。 静岡式35人学級に対して今日的な危惧を予見し、当時意見書を出した学校が一校あったが、逆に県教育委員会では「たかが一教員が何を言うのか」と言うようなことで話題になったらしい。 悪しき習慣による学力定着度テストは、校長達の天下りに利用されまた、収益は巡り巡って教育会館へと集中する。これでは、実際には地下で繋がっている教育委員会事務局にとっては、全国学力・学習状況調査などは注目に値しなかったのだろう、何の対応もせずいつまでたっても改善はされなかった。(故に白紙解答が多かった) その結果、昨年度まで徐々には下がってきた成績が最下位(国語A)というところまで、落ちていった。
by fujita-tetsuya
| 2014-08-26 16:59
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